リストランテ八木 - 住吉(イタリア料理・イタリアン)

イタリアン 忘れ得ぬ味

傑出した料理が堪能できる「リストランテ八木」でディナーを堪能。【現在は閉店】

投稿日:2016年7月24日 更新日:




ぼくが浜松でいちばん好きな料理店

住吉の「リストランテ八木」です。ぼくが浜松でいちばん好きな料理店。

店の脇には様々なハーブが青々と繁っている。

温かみのある素敵な店内

いつもどおり温かみのある素敵な店内。

Cコースとグラスワインを注文

この日はCコース(¥5,000)を注文し、まずは白ワインから。

オーナーの八木さん自ら抜栓して注いでくれる。

初夏にぴったりのさわやかな突き出し

八木さんの定番、マッシュルームの突き出し。夏の夜にぴったりのさわやかな酸味。ぐんぐんお腹が空いてくる。

八木さんの手仕事が集約した前菜の盛り合わせ

ひと皿目は「前菜の盛合せ」。なんてよい香り。そう、おいしい料理ってとてもよい香りがする。最近は、味はいいけど香りがしない料理を出す店も少なくない。

リストランテ八木の前菜は傑出している。

リストランテ八木に来て、前菜のないコースを注文すべきではない。

そう言えるほどに、八木さんの手仕事が集約されている。

地下ワインセラーから赤ワインをボトルで

そして是非、ワインと共に。料理とワインは寄り添う二人、奏でられるマリアージュを楽しみたい。

地下ワインセラーで保管されている中から、八木さんのおすすめを選んでもらった。

3種類の絶品パスタを盛り合わせ

ふた皿目は「パスタ」。リストランテ八木のパスタはずば抜けている。浜松でここ以上に旨いパスタを出す店を僕は知らない。この日は贅沢にも3種類のパスタを盛り合わせてくれた。

自家栽培バジリコのジェノベーゼ。ジェノバ風バジリコソース、いつもと変わらぬ最高の出来栄え。バジルとオリーブオイル、にんにく、松の実、チーズが得も言われぬ旨みのソースに仕上がっている。なんなんだこの美味しさは。お皿に残ったソースをパンで拭う手が止まらない。

サレルノ風ブドウの若葉を使ったソースあえ。じつに珍しいブドウの若葉のソースはレモンが香るさわやかな一品。オーナーの八木さんをもって「不思議で説明に困る味」と言わしめる、この店ならではの味。旨い。

トマト・アサリ・黒オリーブの冷たいソース。冷製ソースと温かいパスタのコントラストが絶妙。コース全体の中でもいいアクセントになっていた。一品でもおいしいパスタを3種類も食べ較べられるとはなんと贅沢なことか。

仔羊と鰆を使った主菜

三皿目、主菜。骨付き仔羊のからしソース。

こちらの料理、初めて食べた。大変おいしい。くさみはなく柔らか。からしソースとの相性が最高。付け合せのナス・自家製アンチョビ・黒オリーブ・トマトのソースが絶品。

本日の魚料理はサワラ。サクサクに焼きあげられていて美味しい。盛り付けの美しさも特筆すべき点。

繊細に香るドルチェ

デザートの盛合せ。バラの香りのケーキ、本当にバラがやさしく香る。花が好きな八木さんらしい一品。

その他のデザートも、どれも魂の込もった一品。

コースの最後は「エスプレッソ」。リストランテ八木のエスプレッソは本当に旨い。小さな角砂糖を4つ入れ、ちいさなスプーンでざくざくと溶き崩す。ほどよく冷めたエスプレッソをスーッと喉に流し込み、くちくなったお腹に蓋をする。これで食事はおしまいの合図。

気づけば4時間半も過ごしていた

感動的な料理を満喫し、オーナー八木さんと奥様のまりさんといろいろな話をし、気づけば4時間半も過ごしていた。うれしい食事のお会計は¥18,000ぐらい。あとこの日は代行を頼んだので、ボトルワインの金額から¥1,000ひいてくれた。どうもありがとうございます。

またきます。ごちそうさまでした。

短い追記

リストランテ八木は現在閉店しています。この記事を読んで「リストランテ八木行ってみたい」と思われた方、残念ながらそれはもうかないません。

リストランテ八木、オーナーシェフの八木さんには素晴らしい料理だけでなく多くのことを教わった。八木さんがいなかったら今の僕はなかった。じつに心の師匠とも言える。僕にとってリストランテ八木は学びの場所でもあった。プロとしての姿勢、本質を見ることの価値、文化に対する意識。もっと多くを教わりたかったしもっと感謝を伝えたかったし暖炉に火が入るようすも見てみたかった。でももうかなわない。ぼくが結婚したときに僕と妻をお店に招待してくれて、フルコースとスプマンテをふるまって祝ってくれたことは忘れられない想い出だ。僕の妻と八木さんの奥さんが偶然おなじ名前だったのは、なんだかくすぐったい気分だった。いろいろなことが思い出されるけど、八木さんには感謝の気持ちとリスペクトしかありません。あぁ、もう一度でいいからトマカンのジェノベーゼが食べたいなぁ。(2018年5月3日 追記)

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