やぶそば - 神立町(蕎麦屋・そば屋)

蕎麦

神立「やぶそば」は粗挽き十割蕎麦が味わえる隠れた名店

投稿日:2018年2月11日 更新日:




粗挽き十割蕎麦が味わえる店「神立 やぶそば」

2019年5月28日追記
こちらの「神立 やぶそば」さんですが、2019年6月16日をもって閉店されるそうです。

あちこちで噂を聞き及び、ついに行ってきました。神立「やぶそば」。

蕎麦食いのあいだでは名の知れた名店らしく、浜松ではこちらの蕎麦がいちばん好きという声も少なくないらしい。

粗挽き・手打ちの十割蕎麦に期待。

神立やぶそばの営業時間・アクセス

神立 やぶそば
静岡県浜松市東区神立町536−1
11:30-14:00
売り切れ次第終了
完全禁煙
駐車場あり

お品書きは「せいろそば」のみ

お品書きは「せいろそば」のみ。前は二八蕎麦もあったみたいだけど、この日は十割蕎麦だけのようでした。天ぷらとか丼物は最初からありません。とりあえず、産地の違う2種類を一枚ずつ注文。

今回は写真撮っていいか大将に確認を取りました。なにせカウンター越しに距離が近いんで怒られたらマズい。快諾してくれました。

その大将だけど、動きにキレがあるなぁ。熟練の職人の動きは見ていて飽きない。一方、職人と言っても変わり者の頑固オヤジという感じではなく(失礼)、すごく人が好きみたい。いろいろと話してくれた。

長野県産「しなの(500円)」

じゃん。まずは長野県産の「しなの」から。大将から食べ方を教わりました。えーと、まずはつゆに付けずにそのまま味わってみてと。そうすると蕎麦の香りや甘みがわかるんだって。

さっそくその通りにしてみると・・確かに旨い。じっくりと噛むほどに、蕎麦の香りと穀物の甘みが広がり出てくる。これは素晴らしい。大切に味わって飲み込むと、口の中に粗挽き蕎麦のよい香りが余韻として残る。確かにつゆを使うと穀物由来の甘味や蕎麦の繊細な香りや余韻はかき消されてしまう。この食べ方はハマりそう。

おいしい銀シャリを味わってるような感覚

此方のお店のつゆは大変辛めのため、つけるとしてもちょっぴりでいいそう。器に入れたつゆをいったん出して、器に残ったつゆに蕎麦をつけるぐらいのごく少量でいいみたい。(うまく伝わってる?) そうして辛いつゆをほんのすこしつければ、蕎麦の甘みを感じることができるとか。

この店のお客さんの中には、つゆを一切使わずにせいろを3枚も4枚も楽しむ人もいるみたい。僕もそれ聞いて頷けた。つゆを使わずに蕎麦そのものの風味を楽しみたい、と感じたのは初めてかもしれない。なんていうか、おいしいお米の銀シャリを味わってるような感覚。

それにしても、みずみずしいことこの上なし。しっとりとした麺のツヤ。じつに素晴らしい。

福井県産「大の(500円)」

2枚目きたよ。「大の」!こちらは福井県産みたい。うん、しなのとまた味が違うなぁ。うまく表現はできないけど。笑 個人的には「しなの」が気に入ったかなぁ。

塩で食べるのも悪くないけど

そうそう、お塩でも食べてみた。お塩も悪くないけど、僕はやっぱり何も付けずに味わうのがいいなぁ。蕎麦のみで味わうと穀物(蕎麦)の風味をよりダイレクトに味わえる。蕎麦をこんなによく噛んで味わって食べたのは初めてだと思う。

だれ?蕎麦は噛まずにノドごしを味わうとか言った人。まあ粗挽きかどうかとか、西か東かとかで違うんだと思う。粗挽きの十割手打ち蕎麦だからこその食べ方だと思う。

蕎麦湯は2種類。蕎麦湯のためにつゆを残しておこう

蕎麦湯は2種類出ます。1つ目は出汁の香りがよい薄めのタイプ。お吸い物みたい。

2つ目は特濃。ドロッとしてて、これがまた旨い。

まるで甘酒みたいにトロトロ。じつに蕎麦の栄養たっぷりって感じ。味もいいなぁ。身体がポカポカになりました。この食後の蕎麦湯×2ラウンドがかなり楽しめるんで、蕎麦湯を味わうためのつゆを残しておきたい。

完食。いやーおいしかった。これで1,000円でいいんですか・・・驚愕。

この道40年余りの大将の腕前と情熱に感服

店内はL字カウンターのみ。大将との距離が近いけど緊張は無用。食べ方とかいろいろ話してくれる。なにせ蕎麦に対する情熱がすごい。

蕎麦の道に入って40年余り、自分のお店を出すのはこの店で6回目なんだとか。ここ神立のお店は開店して3〜4年と言ってた。まだまだ知る人ぞ知る名店、という感じなのと違うかなあ。でもこれほどの味と姿勢、きっと近々もっと話題の店になると思う。そう思うと、比較的ひっそりしてる今がいい時なのかもしれない。またちょこちょこ通ってみたい。

じつにお腹も心も満たされた。心地よい満足感。本当に佳い素材とひたむきな姿勢。本当の大人な蕎麦屋。いいお店に出会うことができた。また来たい。ごちそうさまでした。

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